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2016.6.29

Beauty Column 髪と食べ物のはなし

こんにちは。
はじめまして、雑誌などで美容記事を書いている、ビューティライターのKと申します。「アンフルラージュ」とは長いお付き合いで、もう10年以上も前に雑誌の取材をしたのをきっかけに(その頃は六本木でした)、お客さんとしても長年お世話になっております。美容の記事を書いている割には、めんどうくさがりやで、ドライヤーも上手く使えないので、担当のNくんには「自然乾燥でもそれなりになるへアスタイル」とお願いしています。「アンフルラージュ」を主宰する倉田正樹さんとも、数々の撮影でお世話になっております。このたび、ホームページにコラムを書かせていただく機会をいただきました。ときどき、みなさまのお役に立つようなビューティネタをお届けできたらと思っております。どうぞよろしくお願いします。

さて、今回は髪と食べ物のはなし。
わたしたちの体は食べ物によってできています。肌も髪も、いくら良いケア製品を使っても、栄養不足ではイキイキとした美しさを手に入れることができません。
髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質。肉や魚、卵、牛乳やチーズなどの乳製品、豆類などに多く含まれます。食事で摂ったたんぱく質は、アミノ酸へと分解されますが、このときに必要なのがビタミンB群。とくにビタミンB6とビタミンB2を必要とします。ビタミンB6は、マグロやサンマ、鮭、鯖、イワシなどの魚に多く含まれ、ビタミンB2はレバー、ウナギ、鯖、カレイ、納豆、牛乳などに含まれます。そして、分解されたアミノ酸から、ケラチンが作られるときに欠かせないのが亜鉛。亜鉛を多く含むのは、レバー、生牡蛎、チーズ、大豆などの食品です。
また、髪の髪に必要な栄養や酸素は血液によって運ばれるため、血管をしなやかに保ち、血行を促すことも大切です。その役割を果たす栄養素がビタミンEやビタミンC。ビタミンEは、ごまやアーモンド、落花生、松の実などに多く含まれます。ビタミンCは柑橘系の果物や野菜に豊富。昔から髪に良いとされる、わかめや昆布などの海藻類は、ビタミンやミネラルを多く含み、髪のツヤをアップさせます。
これらの食品を、普段の生活の中でバランスよく食べることが大事。人間の体は栄養不足になると、まず、生命維持に関係のない髪や肌や爪へのたんぱく質への供給が後回しになります。だから、わたしたちの肌や髪にハリやツヤがあり、輝いているのは、きちんと栄養が足りているという証拠でもあるんです。
無理なダイエットや、偏った食生活は美しさの大敵。おいしく食べて、健やかな美しさを手に入れましょう。