2014.9.22
こんにちは。倉田です。
秋はおしゃれの季節ですね。
ぜひ、新しいヘアスタイルに挑戦して、いろいろな着こなしを楽しんで欲しいですね。でも、年齢とともに髪質の変化などから「似合わない」「できない」とやりたいヘアスタイルをあきらめている人も多いように思えます。
今回は、最近質問されることの多い「髪のボリュームがなくなってきた感じがするけれど、どうしたらいいのか?」という質問にお応えしたいと思います。
実際にサロンで髪にハリやコシのない方の毛穴をよく見ると、皮脂やヘアケアやスタイリング製品の残留物などが詰まっていることが多いと感じます。毛穴が詰まると毛細血管に血液が流れにくくなり、血液によって運ばれる酸素や栄養が不足。髪の成長や発毛に影響し、髪が細くなり、ボリュームも出ないのでぺちゃっとしてしまいます。
髪のボリュームがなくなったと感じたら、まずはヘアケアの基本となる、シャンプーを見直しましょう。そのとき、シャンプーの前に取り入れて欲しいのが頭皮のマッサージ。アヴェダに『パドルブラシ』という隠れたベストセラーのブラシがあるのをご存知ですか? 木製のボディに、柔らかいクッションラバーの付いたやや大きめのマッサージ用のブラシ。心地よい刺激で、ブラッシングするだけで頭皮の血行を促すことができます。ブラシをゆっくり頭皮に当て、全体に圧をかけていき、一瞬止めてから一気に離すのがコツ。ブラシのピンが当たって圧のかかった頭皮の下の毛細血管が圧縮され、一時的には血流が悪くなりますが、そのあと解放されるときに、たくさんの血液が流れることで、毛細血管が太くなるそうです。
頭皮全体をブラッシングしたら、シャンプーをします。シャンプー剤は、ハリ・コシがなくなってきたエイジングケア用のものを選ぶのがベスト。ちなみにアヴェダには“インヴァティ”というエイジングケア専用のシリーズがあり、シャンプー、コンディショナー、そしてスカルプエッセンスの3品が揃います。髪のツヤや弾力をアップさせながら、頭皮のコンディションも整えてくれる、おすすめのシリーズです。
まずは頭を十分にお湯で濡らし、髪全体をよく流します。シャンプー剤は直接頭皮につけるのではなく、手のひらに出しよく泡立てること。その泡を頭皮全体に行き届かせてから、洗っていきます。ヘムライン(頭全体の生え際)から、つむじに向かって小刻みに指を動かし洗います。下から上へ。二度繰り返すのを1セットとし、2セット行うと、毛穴の詰まりもしっかりと取り除くことができます。そのあと、少ししっかりめに洗い流すのも忘れずに。
シャンプーのあとは、エイジングケア用のコンディショナーを頭皮と髪につけ、軽くマッサージしながら洗い流します。コンディショナーを頭皮に? と意外に思うかもしれませんが、エイジングケアのコンディショナーには、頭皮に栄養を与える成分を配合しているものも多いのです。
髪をこすらないように気をつけながら、タオルドライで水気を抑えたら、スカルプエッセンスを使います。間隔をあけながら頭皮に数カ所つけ、指の腹でもみ込んで終了。忙しいと、どうしてもチャチャッと洗って済ませてしまいがちですが、ここまでやってもそんなに時間はかかりません。
最後に乾かし方をアドバイス。僕はお客様からドライヤーを当てているときに「まるでマッサージをしてもらっているみたい」とよく言われます。これはドライヤーを持っていない方の手の動きが決め手。髪の根元を中心に、左右に早く、大きく、手を動かします。しかも、そのときにドライヤーの熱風を、髪の生えている方向と逆側に入れているのです。このテクニックによって、根元が立ち上がり、ふわっとボリュームアップ。その後の毛先のブローも形づけやすくなります。
シャンプー前のブラシでの頭皮マッサージ、エイジングケア用のヘアケアアイテム、そしてドライヤーのかけ方によって、ボリュームのなさをカバーすることはできます。あきらめる前にお試しを!
アヴェダの“インヴァティ”シリーズのヘアケア製品は、サロンにテスターがありますので、ぜひお試しくださいね。また、シャンプーの仕方やドライヤーのかけ方など、わからないことがあれば、サロンのスタッフに遠慮なくお聞きください。
次回はボリュームアップのひとつとしてのウィッグについてお話したいと思います。
●ご紹介した商品●
アヴェダ パドルブラシ ¥2,592
アヴェダ インヴァティ エクスフォリエイティング シャンプー 204g ¥3,024(税込)
アヴェダ インヴァティ コンディショナー 195g ¥3,240(税込)
アヴェダ インヴァティ スカルプエッセンス 150ml ¥7,560(税込)