2017.3.21
こんにちは。佐藤学です。
今回は「髪の物質構造」というテーマで書かせていただきます。
というと、なんだか硬く、わかりにくいかと思いますので、
ちょっと食べ物に喩えてお話したいと思います。
髪の構造は、実は「巻き寿司」によく似ているんです。
巻き寿司の構造はというと、「海苔」「ごはん」「具材」ですよね。
これを髪に置き換えると…。
まず表面を覆う「海苔」は「キューティクル」。
キューティクルは、髪の内部を保護する役目があり、キューティクルがはがれてしまうことで、
髪のダメージが進行してしまいます。
海苔に包まれた「ごはん」は「コルテックス(皮質)」。
髪の内部を形づくる組織で、髪の90%を占めています。
髪のしなやかさや強さを生み出す源であり、髪の色を決める「メラニン」も、この部分に含まれています。
そして「具材」になるのが、「メデュラ(髄質)」。髪の中心にある組織で、太い毛には存在しますが、
細い毛には存在しないことも多いです。
髪は「巻き寿司」と同じ三層構造ということがおわかりいただけましたか?
とくに海苔にあたるキューティクルは、髪のツヤや美しさを左右します。
キューティクルは薄いうろこ状でとてもデリケート。
毛根から毛先に向かって、5〜6枚がたけのこの皮のように上を向いて重なっています。
キューティクルが整っていると、指で触ったときにツルツルとしていますが、
ガサガサとしていたら、それはキューティクルがはがれ、髪に負担が出ているサインとなります。
次の機会には、このキューティクルを守るためのケアアイテムや、
お手入れのコツについてもお話しますね。
サロンでもお気軽にご相談ください。