ライムストーンの壁

こんにちは、倉田です。

サロンの入り口周りが変わったのをお気付きになられましたでしょうか?

かねてよりわたしの好きなライムストーンを綺麗に張り詰めてもらいました。

このベージュのライムストーンは色調や模様が程よいマットな質感の天然石で、あのルーブル美術館の外装に使われていたりします。

そして前の壁に掛けていた黒猫の写真を

覚えていらっしゃいますか?

この猫をどこに飾ろうか今悩んでいます。

写真を撮られたのは、わたしの敬愛するカメラマン・故中村カズさんです。

カズさんは、世界的ファッションカメラマン・リチャードアべドンに10年以上師事していました。

あの猫は、その時代の休日に自身のカメラを首に下げ、ニューヨークを歩いていて気になる被写体にレンズを向けた作品の中の一枚です。

帰国後、ご一緒にお仕事をさせていただくことが増えてきたある時、あの頃の作品の数々を見せてもらったわたしは心打たれ、お店に飾りたいからどうしても欲しいと懇願しました。

次の仕事でお会いした時、一枚一枚丁寧に自身で焼いてくれたプリントを渡してくれた時の感動と感謝を今でもハッキリ覚えています。

カズさん、これからも大切にさせていただきます。

ありがとうございました。

近いうちに何処かに飾りますので皆さんも楽しみにしてくださいね。

西洋美術とヘアスタイル

こんにちは、村杉です。

夏前のお話になってしまい恐縮ですが、国立新美術館にてメトロポリタン美術館展を見てきました。

メトロポリタン美術館といえば、ニューヨーク市マンハッタンにある世界最大級の美術館の一つとして有名です。

今回の展示では、カラヴァッジョ、フェルメール、マネ、ルノワール、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌなどと続く圧巻のラインナップで西洋絵画の500年を辿るというもので、とても見応えがあり、見終えるまでに1時間半、もしかしたら2時間くらいかかっていたかもしれないくらい集中してしまいました。

初期〜盛期ルネサンスの貴重な作品には、どれも奥行きの表現がされており、楕円や三角形などの斜めの構図が使われているとのことです。

私はなるほど!と思いました。私もアシスタントの頃カットの練習をしてる時に、立体を作るためには縦・横だけではなく、”斜め”が必要だと教えてもらったことがあります。

実はヘアスタイルを切る時にも斜めの線は使われているんです!お気付きでしたか?^^

こういった西洋美術は、見ていてとても勉強になり有意義な時間にできるので、1人でも行くことが多いです。

もし皆さんのおすすめが有れば、ぜひ教えてください♪

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